都議会 一般会計予算の付帯決議(1999年3月)

1999年3月11日 第1回定例会(第6号)
第一号議案 平成十一年度東京都一般会計予算

「付帯決議

一 (略)

二 平和祈念館(仮称)については、次の事項に配慮すること。

 (1) 平和祈念館の建設に当たっては、都の厳しい財政状況と従来の経過を十分踏まえ、展示内容のうち、未だ議論の不十分な事実については、今後さらに検討を加え、都議会の合意を得た上で実施すること。

 (2) 東京空襲犠牲者追悼碑の早期建立に取り組むこと。

 (3) 東京空襲犠牲者名簿の収集・作成を平成十一年度の早期に開始すること。」

出典 東京都議会 会議録
平成11年_第1回定例会(第6号) 本文 1999-03-11(7)


[説明]
 1999年3月、都議会は「厳しい財政状況」と展示内容に「いまだ議論の不十分な事実」があることを理由に、東京都平和祈念館の建設に当たっては「都議会の合意」を条件とするなど、3項目の付帯決議を付けて、一般会計予算を可決した。

 1999年4月、石原慎太郎都知事が誕生し、同年8月ごろ、平和祈念館関連予算の次年度計上を見送る方針を固めた。これで平和祈念館建設計画の「凍結」が確定的になった。

参考文献
「都平和祈念館、建設凍結へ 展示案対立財政難深刻で来年度計上断念」『朝日新聞』1999年8月18日

東京都平和祈念館アーカイブズ Tokyo Peace Museum Archives

5月1日、原爆の図丸木美術館で展示「特別企画 藤井光 爆撃の記録」が始まりました。 「爆撃の記録」は、1999年に計画を「凍結」された東京大空襲の博物館「東京都平和祈念館」を題材に、記憶を受け継ぐことの困難と可能性を問いかける作品です。本サイトでは、作品の背景である「東京都平和祈念館」に関する資料と、作品をめぐる反応を、会期中限定でアップします。 写真:旧江戸湊から佃、隅田川河口方面を見る